クレジットカード現金化の支払いはリボ払いにできるのかな?
結論、可能ではあるもののおすすめはしません。
なぜなら、利用金額によっては膨大な金利が発生する可能性があり、元金が減らずに支払いが長引いてしまうという怖さがあるからです。
リボ払いは月々の支払いが一定になるため支出管理が簡単になったり、月々の負担を減らすことができるというメリットがありますが、可能であれば利用は避けるべきでしょう。
本記事では以下4つの観点から、クレジットカード現金化のリボ払いについて解説していきます。
- クレジットカード現金化は絶対にリボ払いにしてはいけない
- クレジットカード現金化のリボ払いをシミュレーション
- クレジットカード現金化の支払いをリボ払いへ変更する手順
- 返済の負担を減らす3つの方法
また、記事の最後でリボ払い以外の方法でクレジットカード現金化の支払い返済する方法を紹介しています。
是非、最後までお読みください。
目次
1:クレジットカード現金化は絶対にリボ払いにしてはいけない
当サイトではクレジットカード現金化のリボ払いを推奨しません。
そもそもリボ払いとは、利用した金額に対して一定の支払い金額を設定し、その金額を金利と共に毎月返済していく方法です。
ここだけ読むと、リボ払いは分割払いのように大きな危険性はなく便利であるもののように感じます。
しかしながら、クレジットカード現金化をリボ払いした場合には以下のような危険があります。
- 利息が莫大になる可能性
- リボ払い中のカード利用はリスキー
本章では上記2つの事柄を通じて、当サイトがリボ払いを推奨しない理由を解説します。
理由①:利息が莫大になる可能性
リボ払いに変更する最も大きなリスクは利息が膨大になる可能性があるという点です。
返済期間が長引けば長引くほど利息負担は大きくなります。
リボ払いは分割払いとは異なり支払い金額の最低額を設定します。
その最低額は低めに設定されていることが多く、支払いが必然的に長期間に及ぶ可能性があります。
利用金額によっては返済額の半分が利息になることもあり、元金が減らずに平気で返済期間が2~3年に及んでしまうことがあります。
理由②:リボ払い中のカード利用はリスキー
リボ払い中のカードで新たな決済をした場合、その決済額がリボ払いの返済額を超過すると元金が減らず、リボ払い返済期間の長期化に繋がります。
リボ払い中のカード使用によってリボ払いが長期化する構図を見てみましょう。
例:100,000円を現金化し、最低支払額3,000円のリボ払い(利息年率15%)に変更した場
※初回利息負担1,250円・元金返済充当額1,750円
①現金化翌月に3,000円返済後、1,750円をカード決済した場合
カード利用額が元金返済額と同額になり、利用代金総額は100,000円に戻る
②現金化翌月に3,000円返済後、2,000円をカード決済した場合
カード利用額が元金返済額を上回り、利用代金総額は100,250円になる
現金化をリボ払いに変更した場合、そのカードは完済まで利用しないことをおすすめします。
2:クレジットカード現金化の支払いをリボ払いへ変更する手順
現金化業者利用時の決済はそのままにしておくと翌請求日に一括で請求されます。
自分自身でリボ払いに変更する必要があります。
本章ではリボ払いへの変更手順を解説します。
①クレジットカードのマイページにログイン
クレジットカードを現金化した後、マイページへログインしてリボ払いへ変更します。
サイトでの変更以外には直接カード会社へ電話して変更することもできます。
②『あとからリボ払い』に変更する
マイページから購入商品を確認し、『あとからリボ払い』に変更します。
自分の経済状況に見合った返済回数と返済額を設定しましょう。
3:クレジットカード現金化のリボ払いをシミュレーション
では、クレジットカード現金化をリボ払いで返済するのは、どれくらいの損失が出るのかをシミュレーションしていきます。
例:100,000円を現金化し、リボ払い最低支払額3,000円のリボ払い(利息年率15%)に変更した場合
※クレジットカード現金化業者の換金率は80%とする
まずは、現金化業者で100,000円を現金化します。
100,000×0.8(80%)=80,000円
そして、業者に支払った100,000円をリボ払いで返済します。
100,000円×0.15(15%)÷12(ヶ月)=1,250円(初回の利息)
支払い回数 | お支払い金額 | 元金 | 手数料 | お支払い後残高 |
1回目 | 4,250円 | 3,000円 | 1,250円 | 97,000円 |
2回目 | 4,212円 | 3,000円 | 1,212円 | 94,000円 |
3回目 | 4,175円 | 3,000円 | 1,175円 | 91,000円 |
4回目 | 4,137円 | 3,000円 | 1,137円 | 88,000円 |
5回目 | 4,100円 | 3,000円 | 1,100円 | 85,000円 |
6回目 | 4,062円 | 3,000円 | 1,062円 | 82,000円 |
7回目 | 4,025円 | 3,000円 | 1,025円 | 79,000円 |
8回目 | 3,987円 | 3,000円 | 987円 | 76,000円 |
9回目 | 3,950円 | 3,000円 | 950円 | 73,000円 |
10回目 | 3,912円 | 3,000円 | 912円 | 70,000円 |
11回目 | 3,875円 | 3,000円 | 875円 | 67,000円 |
12回目 | 3,837円 | 3,000円 | 837円 | 64,000円 |
13回目 | 3,800円 | 3,000円 | 800円 | 61,000円 |
14回目 | 3,762円 | 3,000円 | 762円 | 58,000円 |
15回目 | 3,725円 | 3,000円 | 725円 | 55,000円 |
16回目 | 3,687円 | 3,000円 | 687円 | 52,000円 |
17回目 | 3,650円 | 3,000円 | 650円 | 49,000円 |
18回目 | 3,612円 | 3,000円 | 612円 | 46,000円 |
19回目 | 3,575円 | 3,000円 | 575円 | 43,000円 |
20回目 | 3,537円 | 3,000円 | 537円 | 40,000円 |
21回目 | 3,500円 | 3,000円 | 500円 | 37,000円 |
22回目 | 3,462円 | 3,000円 | 462円 | 34,000円 |
23回目 | 3,425円 | 3,000円 | 425円 | 31,000円 |
24回目 | 3,387円 | 3,000円 | 387円 | 28,000円 |
25回目 | 3,350円 | 3,000円 | 350円 | 25,000円 |
26回目 | 3,312円 | 3,000円 | 312円 | 22,000円 |
27回目 | 3,275円 | 3,000円 | 275円 | 19,000円 |
28回目 | 3,237円 | 3,000円 | 237円 | 16,000円 |
29回目 | 3,200円 | 3,000円 | 200円 | 13,000円 |
30回目 | 3,162円 | 3,000円 | 162円 | 10,000円 |
31回目 | 3,125円 | 3,000円 | 125円 | 7,000円 |
32回目 | 3,087円 | 3,000円 | 87円 | 4,000円 |
33回目 | 3,050円 | 3,000円 | 50円 | 1,000円 |
34回目 | 1,012円 | 1,000円 | 12円 | 0円 |
お支払い合計金額:121,454円
お支払い手数料(合計):21,454円
34ヶ月間の支払いで21,454円の金利が発生していることがわかります。
つまり、121,454円の支払いで80,000円を得ているということになります。
これを換金率に直すと換金率は66%でした。
リボ払いにより、本来の換金率よりも14%も低い換金率で現金化がされたという計算になります。
関連記事:クレジットカード現金化は闇金の新たな手口!安心できる10サイトを紹介
4:返済の負担を減らす3つの方法
クレジットカード現金化をリボ払いに変更することが勿体無いことがお分かりいただけたかと思います。
本章では最後に、リボ払い以外での返済方法、現金化方法を紹介します。
4-1:分割払い
分割払いはその名の通り、現金化した額を3~24回の引き落とし日に分けて返済する方法です。
リボ払いとまでは行かないものの、分割手数料により最終的な合計金額は現金化した決済額より大きくなります。
以下のような料金シミュレーションになります。
※楽天カードで10万円を5回分割した場合
毎月の返済額 | 元金(内訳) | 分割手数料(内訳) | |
1回目 | 20,680円 | 19,545円 | 1,135円 |
2回目 | 20,680円 | 19,774円 | 906円 |
3回目 | 20,680円 | 20,000円 | 680円 |
4回目 | 20,680円 | 20,227円 | 453円 |
5回目 | 20,680円 | 20,454円 | 226円 |
総額 | 10万3,400円 |
つまり、3,400円が分割手数料として発生するのです。
関連記事:クレジットカード現金化で分割払いは可能!最適な支払い方法を紹介
4-2:キャッシング
クレジットカード現金化ではショッピング枠を現金に変換しますが、カード会社から借入ができるキャッシング枠も存在します。
クレジットカード現金化ではこのショッピング枠を現金に変換しますが、キャッシング枠に利用可能枠があれば、その枠内の金額であれば借入することができます。
キャッシング枠の金利はリボ払いの金利よりも低く設定されています。
4-3:業者での現金化
こちらは、支払い方法の改善ではありませんが、優良業者で現金化を行い、そもそもの換金率を高めることで損失額を軽減することができます。
口コミ評価が低かったり、運営実績が無い業者での現金化は低い換金率で換金されるきっかけにもなります。
優良業者で確実に高換金率の現金化を行い、少しでも損失を軽くしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事ではクレジットカード現金化をリボ払いで支払う場合について解説しました。
リボ払いを利用することで月々の支払いを一定額に抑え、支出管理がしやすくなります。
しかしながら、利用金額によっては金利が膨大な額になるため、なかなか支払いが終わらなくなるというデメリットが発生します。
クレジットカード現金化という行為はただでさえ換金率で損をしてしまう行為であり、支払いをリボ払いに変更するとさらに損失が大きくなります。
そこで、クレジットカード現金化の支払いは、一括で支払いしてしまうことをおすすめします。
一括払いが厳しい場合はリボ払いよりも金利が低い分割払いがおすすめです。
また、元々換金率が高い優良業者を利用すればクレジットカード現金化における換金率を高めることができます。
つまり、現金化による損失を減らすことができるのです。
本記事を読んで、クレジットカード現金化の返済をリボ払いで行うことがいかに勿体無いことかを理解していただければ幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。